私は、大阪の商売人の家で長男として生まれました。
父親が中小企業を経営しており、景気や時代の流れで浮き沈みがあるのを目の当たりにし、何か中小企業のお役に立てるのではないかとの思いから、高校生のときに弁護士になることを志しました。
私が司法試験の受験に向けて、勉強をしていた最中、父親の会社が裁判に巻き込まれたことがあります。
裁判に向けて準備している父親と母親の姿を見て感じたのは、「弁護士さんにとっては多くの事件の一つであっても、依頼者にとっては、自分の人生を左右する唯一の事件である。」ということです。
弁護士さんとの打ち合わせの前には、一生懸命に資料をそろえ、弁護士さんに理解してもらいたいことを整理し、打ち合わせの後には、弁護士さんの一言一言を思い返しては、また次の打ち合わせに向けて準備する、という依頼者の姿を、家族として見続けてきました。
幸い、父親の会社は良い弁護士さんに巡りあい、努力の甲斐があって、良い解決に至ることができましたが、私が弁護士になってからも、この経験は忘れがたいものとなっています。
弁護士としての経験は15年を超えましたが、その中でずっと大切にしていることは、「常に依頼者の方と共に歩み、最良の解決を目指す」ということです。
何を最良と考えるかは、依頼者の方にとって千差万別ですが、私は、弁護士として、依頼者の方と常にコミュニケーションを絶やさず、その思いを実現したいと思っております。